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胸腹部

1 胸腹部臓器の後遺障害

胸腹部には生存や日常生活に必要な機能を果たす重要な臓器があります。それぞれの臓器ごとに機能・役割が異なりますので、ひとくちに胸腹部臓器の障害といっても臓器ごとに認定基準はことなります。

(1) 呼吸器の障害

受傷により、呼吸器に障害を来した場合には、動脈血酸素分圧と動脈血炭酸ガス分圧の検査結果、又は、スパイロメトリーの結果及び呼吸困難の程度により判定されます。

(2) 循環器の障害

心臓外傷などにより、心機能が低下した場合には、心機能の低下による運動耐容能の低下の程度(何メッツの強度の身体活動が制限されるかどうか)により判定されます。
除細動器を植え込んだ方は7級、ペースメーカーを植え込んだ方は9級に該当します。

(3) 腹部臓器の障害

受傷による損傷によって、小腸や大腸などを切除した場合などもその程度に応じて等級認定がなされますし、便失禁がある場合も胸腹部臓器の障害として認定されます。

(4) 泌尿器の障害

排尿障害(50ml以上の残尿があるもの)や尿失禁がある方や頻尿についても後遺障害に該当する場合があります。

(5) 生殖器の障害

外傷などにより、両側の睾丸を失った場合や両側の卵巣を失った場合など生殖機能を完全に失った場合には7級となり、生殖機能を完全に喪失した場合でなくとも生殖機能に障害がある場合には、その程度に応じて等級認定がなされます。